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オーストラリアの元特殊部隊員、アフガニスタンでの戦争犯罪容疑で逮捕
オーストラリアで20日、オーストラリア国防軍(ADF)の特殊空挺部隊連隊(SAS)に所属していた元兵士が、アフガニスタンでの戦争犯罪容疑で逮捕された。
オーストラリアの現役や退役軍人が、国内法の下で戦犯容疑で逮捕されるのは、今回が初めてだという。
ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州で逮捕されたオリヴァー・シュルツ容疑者(41)には、アフガニスタンで人を殺害した容疑がかかっている。有罪になれば、終身刑が科される可能性もある。
シュルツ容疑者は21日に出廷する予定。
オーストラリアの公共放送ABCによると、同局が2020年に放送したアフガニスタンにおける戦争犯罪を暴いたドキュメンタリー番組で、「兵士C」として紹介されていたのがシュルツ容疑者だという。
この番組では、「兵士C」が2012年、アフガニスタン南部ウルズガン県の麦畑でアフガニスタン人の男性を撃った様子が放送された。
オーストラリアでは、陸軍予備役の少将でもあるNSW最高裁のポール・ブレレトン判事が、4年にわたって戦争犯罪疑惑を追及。その後、特別調査局(OSI)が設置され、この疑惑に対する捜査が進められていた。
2020年に発表された「ブレレトン報告書」では、アフガニスタン戦争中にエリート兵が39人を不法に殺したことを示す「信用できる証拠」があることが明らかになった。
また、2009~2013年に起きた「囚人、農業従事者、民間人」の殺害について、現役と退役した軍人計19人が警察の調べを受けるべきだとしていた。
シュルツ容疑者は、この捜査に関連した最初の逮捕者とみられている。
ADFは報告書発表当時、「戦士文化」の「恥ずべき過去」が明らかになったと述べていた。