【写真で見る】 名門校からジャーナリスト、そして政界へ……ボリス・ジョンソン氏の浮き沈み

イギリスのボリス・ジョンソン首相は7日、与党・保守党の党首辞任を表明した。2019年の総選挙で大勝利をもたらしてから3年弱での退任だ。次期首相が決まるまでは首相職にとどまるとしている。ジョンソン氏の興隆と凋落(ちょうらく)を写真で振り返った。

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画像説明, ジョンソン氏は1964年6月24日、米ニューヨークで生まれた。ジョンソン氏が幼いころ、家族は引っ越しを繰り返していた。ジョンソン氏はその後、英名門校イートン・コレッジに入学した。写真は1979年、イートンで

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画像説明, ジョンソン氏はオックスフォード大学へ進学し、イギリス最古の学生団体オックスフォード・ユニオン(弁論部)の部長を務めた。最初の妻のアレグラ・モスティン=オウエンさんと出会ったのも大学時代だった。2人は1993年に離婚している

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画像説明, ジョンソン氏はジャーナリストとしてキャリアをスタートさせた。英紙デイリー・テレグラフを経て、最終的には雑誌スペクテイターの編集長になった。写真はデイリー・テレグラフ時代のもの

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画像説明, 外向的なジョンソン氏はBBCの時事バラエティー番組「Have I Got News for You」にも出演し、自信に満ちたキャラクターで人気となった。写真は司会のウルリカ・ジョンソン氏と

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画像説明, 政界入りを常に目指していたジョンソン氏は2001年に保守党から出馬し、初当選した。最初の選挙区はオックスフォードシャー州ヘンリーだった

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画像説明, ジョンソン氏は型破りな方法を好んだ。2003年には、児童保護団体セーブ・ザ・チルドレン支援の一環として、コラクル(アイルランドなどで使われた舟)に乗ってテムズ川を渡った

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画像説明, 目の前に差し出されたものには何でも挑戦するのも、ジョンソン氏のやり方だ。2006年に英レディングで行われたサッカーの慈善試合では、ドイツのミッドフィルダー(MF)マウリツィオ・ガウディーノ選手に突進し、タックルをかけてしまった

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画像説明, 2008年には保守党のロンドン市長候補となった

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画像説明, ジョンソン氏はこの市長選で圧勝した。写真は保守党本部でデイヴィッド・キャメロン党首(当時)と勝利を祝う様子

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画像説明, ジョンソン氏は1993年に弁護士のマリナ・ウィーラーさんと結婚。2人の間には4人の子供がいるが、2020年に離婚した

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画像説明, 2012年のロンドン五輪では、イギリスの金メダル獲得を祝ってジップラインに乗ったところ、途中で宙づりになってしまった

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画像説明, 2015年に来日した際には子供のラグビー大会に参加した。勢い余ったジョンソン氏が、10歳の男の子を倒してしまう一幕もあった

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画像説明, 熱心なサイクリストでもあるジョンソン氏は市長時代、ロンドンに公共自転車を導入したほか、自転車専用道路の設置にも力を入れた。写真はワンズワース橋で公共自転車に乗るジョンソン氏

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画像説明, ジョンソン氏は2015年に国政に返り咲いた。しかし2016年の任期満了まではロンドン市長も務めるという異例の議員となった。写真はキャメロン首相(当時)と、子供たちとのお絵かきイベントで

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画像説明, 2016年に行われたイギリスの欧州連合(EU)離脱を決める国民投票では、「離脱派」の先鋒として脚光を浴びた。写真は、同じく離脱派の保守党のマイケル・ゴーヴ議員と

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画像説明, マンチェスターで支持者との写真撮影に応じるジョンソン氏。イギリスは国民投票でEU離脱を決定した

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画像説明, EU離脱が決まった翌日、キャメロン首相は辞任を表明した。しかしジョンソン氏は大方の予想とは裏腹に、党首選に立候補しないと発表した

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画像説明, キャメロン氏を引き継いだテリーザ・メイ首相(当時)は、ジョンソン氏を外相に任命した

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画像説明, ジョンソン氏は外相として世界各地を訪問した。写真は2017年にミャンマーを訪問した時のもの。しかし2018年には、メイ氏のEU離脱協定案に反対し、外相を辞任した

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画像説明, EU離脱交渉が数カ月にわたり膠着(こうちゃく)した後、メイ氏は辞任に追い込まれた。ジョンソン氏は次期党首に立候補し、首相の座に向けて走り始めた

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画像説明, ジョンソン氏は対立候補のジェレミー・ハント氏を大差で引き離し、党首選に勝利。首相としてエリザベス女王に組閣を願い出た

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画像説明, ブレグジット(イギリスのEU離脱)交渉がまたも行き詰まると、ジョンソン氏は解散総選挙を発表した。選挙活動では「Get Brexit Done(ブレグジットを実現しよう)」のスローガンと共に、2020年までにイギリスを完全にEUから離脱させると約束した

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画像説明, ジョンソン氏は賭けに勝った。保守党は2019年の総選挙で大勝し、大きく議席を伸ばした

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画像説明, 総選挙に勝利し、首相官邸に戻るジョンソン氏とパートナー(現在は妻)のキャリー・シモンズさん

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画像説明, 2020年1月までにイギリスはEUを離脱したが、直後から世界中と同様、新型コロナウイルスのパンデミックに直面することになる。写真は首相官邸で記者会見をするジョンソン氏。演説台には「Protect the NHS(国民保健サービスを守ろう)」の標語が見える

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画像説明, パンデミックを受け、イギリスでは社会的距離の維持や在宅勤務、自宅学習などの厳しい措置が取られた。一方、医療従事者を称えるため、毎週木曜日に拍手を送るキャンペーンも行われた。ジョンソン氏もリシ・スーナク財務相と共に、首相官邸前でこの活動に参加した

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画像説明, ジョンソン氏自身も新型ウイルスに感染した。当初は自主隔離を行いながら公務を続けていたが、10日後に容体が悪化。一時は入院し、集中治療室に入っていた。写真はリモートでCOVID-19対策会議に出席するジョンソン氏

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画像説明, 3週間の療養の後、ジョンソン氏は職務に復帰。イギリス国民の「やる気と根性」を称えた

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画像説明, パンデミック中には、婚約者(現在は妻)のキャリーさんが第1子、ウィルフレッド・ローリー・ニコラス・ジョンソンちゃん出産を発表した。ミドルネームの「ニコラス」は、新型ウイルスで入院中のジョンソン氏の治療に当たってくれた2人の医師の名前から付けたという

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画像説明, 2020年10月、ジョンソン氏はNHSの「医療と倫理の大惨事」を防ぐためとして、2度目のロックダウンを発表した。この時は、クリスマス休暇に家族が集えるようにするためだと語っていた

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画像説明, イギリスではこの年の12月に新型ウイルスのワクチン接種が始まった。ロンドンで最初の接種者に面会したジョンソン氏は、ワクチン接種は「あなたと国のためになること」だと説明した

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画像説明, 2021年5月、ジョンソン氏とキャリーさんはカトリック教会のウェストミンスター大聖堂で結婚式を挙げた

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画像説明, 地元選挙区で有権者との対話会の最中に男に刺されて死亡した保守党の下院議員、サー・デイヴィッド・エイメス(69)の追悼式に参加したジョンソン氏。その隣からプリティ・パテル内相、下院議長のサー・リンジー・ホイル、メイ前首相、キャメロン元首相、サー・ジョン・メイジャー元首相

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画像説明, 2021年12月にはジョンソン夫妻に第2子ローミーちゃんが生まれた。写真は首相の公式別荘「チェッカーズ」でビデオ会議に参加する一家

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画像説明, 2022年1月以降、ジョンソン政権はロックダウン中に首相官邸などで行われた数々のパーティーについて追及を受けることになった。いわゆる「パーティーゲート」問題のため、6月には保守党党首の信任投票が行われたが、ジョンソン氏は211対148で信任を得た

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画像説明, ロシアのウクライナ侵攻が開始されると、ジョンソン氏はウクライナへの兵器提供を申し出た。また、2回にわたり首都キーウを訪問し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。ウクライナの政府関係者によると、ゼレンスキー氏はジョンソン氏の辞任が決まった際に本人に電話をかけ、「悲しみ」を伝えたという。写真は4月のキーウ訪問でのジョンソン氏とゼレンスキー氏

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画像説明, 「パーティーゲート」問題での罰金や、痴漢疑惑が持ち上がっていた議員を党要職に任命した問題などで、与党内でもジョンソン氏への不信感が増加。閣僚や政権幹部の辞任が相次ぎ、7月7日に辞任に追い込まれた

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