ゼレンスキー氏、サウジアラビア訪問 ウクライナのドローン技術を提供の意向

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ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は26日、サウジアラビアを訪問した。湾岸地域でイランによるドローン攻撃が続くなか、ウクライナのドローン技術が同地域での安全を向上し得ると、ゼレンスキー氏は述べている。
ゼレンスキー氏はソーシャルメディアへの投稿で、「重要な会談が予定されている。安全を確保するために私たちと協力する用意のある人々の支援に感謝する。私たちもそれらの人々を支援する」とした。
ゼレンスキー氏はこれより前、フィンランド・ヘルシンキで開かれた安全保障同盟「統合遠征軍」の会合にビデオメッセージを寄せた。その中で、ウクライナのドローンの専門知識について、世界全体、とりわけ湾岸地域の安全強化に役立つとし、提供する意向を表明。次のように続けた。
「これは重要な問題だ。なぜなら、エネルギー安全保障と特にヨーロッパの生活費は、石油、ガス、その他の資源、安定した世界市場に依存しているからだ」
「重要なのは、新しい兵器、特にドローンの生産や技術だけでなく、それを実際に運用し、レーダーや航空機、その他の防空システムと統合する経験だ。私たちにはその経験がある」
ゼレンスキー氏はまた、仏紙ルモンドに対し、ウクライナは見返りとして、ロシアの侵攻から国を守るための支援を求めていくとして、こう述べた。
「中東諸国には、私たちが自分の国を強化する機会を与えてほしい。各国は、私たちに不足している特定の防空ミサイルを保有している。それについて合意したい」
BBCが取材したウクライナのいくつかのドローン企業は、サウジアラビア、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦といった湾岸諸国から、支援を求める打診があると話した。ただ、ウクライナ政府がまだ承認していないとしている。

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報道によると、アメリカはイランとの戦争を理由に、ウクライナ向けだった兵器を湾岸地域に送ることを検討しているとされる。そのため、ウクライナにとっては、ドローンに関する合意の重要度が増している。
米紙ワシントン・ポストは複数の関係者の話として、米軍の最重要弾薬の一部が、イランとの戦争によって枯渇しつつあることから、国防総省はウクライナ向けの武器を中東へ転用することを検討していると報じた。
トランプ氏は26日、この報道について問われると、アメリカは頻繁に兵器を転用していると説明。「私たちは常にそうしている。ある場所から取ってきて、別の場所で使うこともある」と述べた。











