イラン市民、橋や発電所で「人間の鎖」作りアメリカに抵抗

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イラン市民、橋や発電所で「人間の鎖」作りアメリカに抵抗

イラン当局は7日、アメリカからの攻撃の脅しを抑止するため、橋や発電所といった民間インフラの周囲で「人間の鎖」を作るよう国民に呼びかけた。

トランプ大統領はここ数日、米東部時間7日午後8時(日本時間8日午前9時)までにホルムズ海峡を開放しなければ、イランのインフラ施設などを攻撃すると警告していた。同日朝には、自らのソーシャルメディアのトゥルース・ソーシャルに「今夜、一つの文明が丸ごと滅び、二度と決して回復しないだろう」と脅す投稿をした。

しかしトランプ氏は米東部時間7日午後6時半過ぎ、イランとの停戦合意を発表した。イランの最高国家安全保障会議(SNSC)も現地時間8日未明、アメリカとの合意を認め、詳細を「最終確定」させるため最大15日以内に、パキスタンの首都イスラマバードで交渉を行うと声明で明らかにした。

停戦合意の発表に先立ち、「人間の鎖」についてイラン国営のファルス通信が共有し、BBCヴェリファイ(検証チーム)が確認した映像には、南西部ファルス州にある「カゼルーン複合サイクル発電所の前の人間の鎖」とされるものが映っていた。南西部アフワズの「白い橋」でも、人間の鎖を作り、国旗を掲げる人たちの映像が撮影されていた。

イラン政府のテレグラム公式アカウントは、「このキャンペーンに参加した人々は、アメリカとイスラエルによる侵略を一斉に非難し、国の軍事・防衛部隊への強い支持を表明した」と投稿。「この運動において、全国の若者たちは、国のインフラに対するいかなる攻撃も戦争犯罪と見なし、これらの行為を一つの声で糾弾した」と述べていた。