宇宙船オリオンの乗組員、月の裏側を見始める 米「アルテミス2」計画

宇宙船オリオンの乗組員、月の裏側を見始める 米「アルテミス2」計画

米航空宇宙局(NASA)の「アルテミス2」計画の乗組員たちが4日、月の「裏側」を初めて目にした経験を語った。

NASAのリード・ワイズマン宇宙飛行士、ヴィクター・グローヴァー宇宙飛行士、クリスティーナ・コック宇宙飛行士、そしてカナダ宇宙庁のジェレミー・ハンセン宇宙飛行士は、月の裏側を周回して地球へ帰還する宇宙船オリオンのミッション3日目の交信で、その時の様子を話した。

「これは見慣れている月ではないと、自分の感覚が伝えてくる」とコック宇宙飛行士は語った。

NASAは、乗組員たちが撮影した、月のオリエンタル盆地が写った写真を公開した。NASAによると、右端に写っているのが盆地で、「人間の目でこの盆地全体が捉えられたのは今回のミッションが初めて」だという。

宇宙船オリオンは、月の周りを飛行する「アルテミス」計画の第2弾となる今回の「アルテミス2」計画で1日、米南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。オリオンに乗った宇宙飛行士4人は10日間にわたり、月まで飛行し、引力によって地球へと引き戻される、長いループ状の軌道をたどる。